2018年4月23日月曜日

発癌物質カドミニウム

 カドミニウムは発がん物質です。
カドミニウムのように他の発がん物質も
国家が取り締まってくれれば癌は激減すると
言えます。
イタイイタイ病は公害病認定の第一号です。
日本の四大公害病の一つです。
 イタイイタイ病は遠い昔の話ですが、
カドミニウムは広く薄く分散して
我々が日常的に摂り続けているものです。
そのために、法律で厳密に規制されて
国家が厳重に統制しています。
こうした、厳しい統制下にあるのは
珍しいことです。
それだけに、健康被害が深刻だと
云うことでしょうか?
以下、概略をまとめました。

1.イタイイタイ病
 カドミウムがふくまれた水を飲み、
米や大豆を食べ続けた人たちの
身体にカドミウムが蓄積し、腎臓を害し、
カルシウムの再吸収がうまくできなくなって
骨折しやすくなりました。
症状がすすむと触るだけで骨が折れるようになり、
患者が「痛い痛い」と言うことから
「イタイイタイ病」と呼ばれます。

2.規制
  日本では、玄米中1ppm(1μg/g)の
カドミウムが存在する場合、「食品衛生法」の規制で
出荷、販売できません。焼却処分されます。
0.4ppm以上のカドミウムが存在する場合、
食糧庁が出荷を停止し、
買い取って非食用用途に使用することとなっています。
 さらに、玄米中1ppm以上の濃度が

確認された農地とその周辺地域は
「農用地の土壌の汚染防止等に関する法律」によって
汚染対策地域となり、
汚染防止や除去が行われることになります。
 肥料取締法により5ppmという肥料の規制があり、

現在、さらに厳しくするため検討中です。
 玄米を精米し、日常的に食べる精米ベースでは、

平均約0.05ppmという調査があります。
 なお、水道水の基準は0.01ppm、

排水基準は0.1ppmとなっています。


3.健康被害
 カドミウムは微量にとり続けても排出されにくく、
身体に蓄積し続けます。
そして、ある一定量を超えたところで、
腎臓機能を徐々に破壊し、腎尿細管障害、
骨軟化症、骨粗鬆症、死亡リスクの増加が起こります。
 カドミウムは身体に蓄積してはじめて
障害を起こしますので、
年齢が高くなってから影響が出ます。
特に、女性の場合、鉄分不足、出産による
カルシウム低下などにより、影響が大きくなります。
 食事や飲用水からのカドミウム摂取だけでなく、
たばこに含まれるカドミウムが
肺を通じて吸収されます。
喫煙者の方がカドミウム蓄積量は大きくなります。
さらに、カドミウムが肺から吸収されることで、
肺ガンを誘発しやすいことが明らかになっています。


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