2019年2月8日金曜日

環境ホルモンとしての乳製品

 牛に食べさせる飼料が問題!
遺伝子組み換え作物には
農薬に強いものがある。
強烈な農薬を蒔いても枯れないと言う。
雑草はそれで充分死滅させることができる。
だから、簡単に農薬をばらまくことで
作物の生産効率を上げることができる。
 そうした、農薬まみれの作物を
さすがに人が食べることはない。
けれども、家畜に食べさせる。
家畜の健康状態は悪くはなるが
飼料代が下がるのでトータルでは
効率を上げることができる。
こうした農薬はどのように
循環することになるのだろうか?
 牛が食肉用に育つには
長い月日がかかりその間に
農薬は牛の体から抜けていくと考えてよいのだろうか?
疑問が残るし、科学的にそれが
解明されているわけでもない。
ただ《怖い!!!》としか言いようのないのが現状だ。
 もっと、怖いのは乳製品だ。
乳製品は食肉とは異なり
牛が飼料を食べた後の数時間後には乳が出てくるのだ。
つまり牛の体内で代謝されることなく
そのままに近い形で出てくると考えられるが
充分な調査はなされてはいない。

 遺伝子組み換え作物を与えていない
場合でも、飼料に成長ホルモンや抗生物質などを
与えてもいる。
ホルモン剤はとてもなじみがよくて
良く吸収されると考えられる。
同様に乳製品には特にそのままの形でより多く
出てくることが考えられる。

 乳製品は特に農薬・ホルモン・薬剤
などの環境ホルモンを含んでいると
考えるしかない。
 大草原のモンゴルの大地で放牧された
羊の乳とは全く異なる。

 こうした、ことが乳がんや前立腺がんの
激増の原因の可能性が強い。
が、これも充分調査されていない。

2019年2月6日水曜日

環境ホルモンと癌

 人体の生命活動にはホルモンが
重要な働きをしています。
脳下垂体で産生される成長ホルモン、
副腎で出される副腎皮質ホルモン、
などのほかに男性ホルモン・女性ホルモン・
甲状腺ホルモンんなどが知られています。

 例えば、過剰な糖質を摂り
血糖値が上がりすぎるとその危険から
体を守るために
膵臓からインシュリンと言うホルモンがが放出されます。
インシュリンは血液に乗って流れ
全身の肥満細胞に働きかけます。
肥満細胞は糖質を脂肪に変換します。
そのことで血糖値を下げます。
血糖値を急速に上げる糖質が
肥満の頑強だと言われる所以です。
(参照:基本の糖質制限食
 一方血液中の糖分が不足すると
生命活動を維持できなくなります。
その時には副腎から皮質ホルモンの
アドレナリンが血液中に放出されます。
アドレナリンが肝臓に達すると
肝臓ではグリコーゲンが糖に変換されて
血液中に放出されます。
もし、低血糖が続けば
落命することもあり得ます。

 こうしたホルモン活動に
影響を与えるような外部から人体へ取り込まれる
物質のことを環境ホルモンと言っています。
人体のホルモン活動をかく乱するので
「内分泌かく乱物質」と呼ばれています。

問題は、この環境ホルモンは、
ごくごく微量で人体に影響を与えてしまいます。
どれくらい微量かというと、
ピコグラムという単位(1グラムの何と1兆分の1)
で表せれるほど小さいのです。

 プラスチックから溶出される
化学物質・食品添加物・農薬・重金属・工業廃棄物
など様々な可能性が指摘されています。
が、解明されているわけではありません。
 けれども、その影響が非常に大きなもので
あることが指摘されています。

  野生動物の異常  

 この環境ホルモンが
騒がれるようになった事の発端は、
野生動物の生殖器官や生体に異常が発生したことです。
 巣を作らないワシ、
ふ化しないワニやカモメの卵、
メス同士で巣を作るカモメ、
子供を産まないミンク、
メスに性転換していく魚や貝類
などが挙げられます。
参照:〈失われし未来〉 翔泳社
参照:〈メス化する自然〉 集英社

  人の異常

 精子の数の減少

 現代人の精子の数が大幅に減ってきている
ことが報告されています。
 デンマーク、コペンハーゲンの、
ニールス・スキャケベクの調査によれば、
男性の精子の数が
1940年、1ミリリットルあたり、
約1億1300万あった精子の数が、
50年後の1995年には45%も減少し、
1990年では、1ミリリットルあたり、
約2000万しかない男性が
1940年と比べて3倍にも増加しています。  

 子宮内膜症の増加  

 子宮内膜症というのは、
子宮の内にある組織細胞(子宮内膜)が、
子宮以外のところに出来て増殖する病気です。
子宮の外、たとえば、卵巣、膀胱、腸などにあらわれ、
月経のときに剥離していくので、
女性にとっては大変な痛みを
伴います。
 アメリカでは、10人に1人がこの病気にかかり
増加傾向にあります。

 精巣ガンの増加  

 精巣ガンも増加しています。
1940~1990の50年間で、約4倍に増えました。
 
 前立腺ガン、乳ガン、子宮ガン、膣ガンなどの増加も
環境ホルモンとの因果関係が疑われています。
特に乳ガンは、どれだけ環境ホルモンの暴露
(環境ホルモンにさらされることを暴露と言います。)
を受けたかによって発生率が高まります。

 女性化する男性  

 胎児、乳児、子供への影響として挙げられるのが、
男性の女性化です。
遺伝子のプログラム上、
人間の性別は最初女性になるようにできています。
次に、男性になるために
ワンクッションの手順が必要なのですが、
環境ホルモンによって
妨害されることがあり得るされています。
染色体で見れば男性で
あっても内部生殖器は女性であったり、
胎児のときのホルモンの関係で、
脳が男性化されないこともあるそうです。

実際のところ、これが、
環境ホルモンのせいなのかどうか、
実証されたわけではありません。
しかし、自然科学的に見て、動物の間では、
すでに問題が起こり、
マウスを使った一部の実験などでは、
環境ホルモンの生殖活動に対する影響が
判明しています。
人間にも影響が及んでいると考えるのが自然です。


 母体は、これらの外乱物質が出産に際して
子供に出ていくと言われています。
出産は強力なデトックス(毒抜き)と言われています。
母体から無くなった毒物は新生児が持っていくのです。
何が起こるのでしょうか?
空恐ろしくなりませんか?
性的な異常などが激増しているのが無関係とは


思えません。

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