2019年11月25日月曜日

医療と多様な社会

 オリンピック種目を見ているとその多様化に驚かされます。

 多様化しているのはスポーツ種目だけではありません。仕事のやり方や社会制度などあらゆるものが多様化の一途のような印象を受けます。

 現生人類のホモサピエンスは誕生して以来、肉食人類だったネアンデルタール人とは異なり、多様な社会
をすでに作っていたことが知られています。雑食人類だったからこそ多様な社会を作り上げてきました。

 多様な社会とは何でも可能な限り受け入れる社会です。

 多様な社会は医療関係者がタバコの害を研究することも受け入れます。研究結果を世に発表することも受け入れます。
《タバコに発がん作用があり、人体に大きな負担になる》ことが分かりました。
けれども、タバコを禁止したりはしないのです。タバコを吸うことも受け入れているのです。
良いものでも、悪いものでも、社会が破壊されるようなことが無い限り受け入れます。
 いや社会が破壊される様な事さへ受け入れてきたのです。
多様化を否定するような宗教や社会思想や経済思想までも受け入れてきたのです。
過去・現在の悲劇を見れば明らかです。

 酒が、ものすごく多くの惨劇を生み出していても、多様化の社会は禁止したりはしません。
酒に良いこともあるからです。

 この多様化した社会には多様な食材があふれています。
身体に良い優しい食材もあれば、負担になったり、癌を引き起こす食材さえ出回っています。
よほどのことがあったとしても、良い点が少しでもあれば受け入れられているのです。

 こうした状況で医者が肝硬変を起こした患者に《酒を止めるように!》と言ってもしばしば空しいことになってしまいます。
糖尿病患者にスイーツを止めるように言うことも空しくなってしまうことが多々あるようです。

 砂糖に害があることは過去の幾多の研究から明らかです。
それでも、砂糖を禁止したりはしません。砂糖を使えば美味しくなるからです。
良いこともあるのです。砂糖を使うことでそれらの産業が潤うことにもなります。
 賭博で身を亡ぼす人がいても、競馬や競輪を普及させればそのことで税収が増え地域が潤ったりします。
そのことで救われる人も出てきます。
だから、公営のギャンブルを減らすどころか必死になって公営がギャンブルを拡大しようとする政治家もいるのです。

 多様化の社会に生きていくとはどういうことでしょうか。

 ここで、議論したいのは、公営ギャンブルのことではありません。
食のことです。当然、多様化社会の中にあって、身体に良いものも悪いものも溢れています。
日々口にしている食の中には身体に負担になったり、慢性病を引き起こさるような食材があふれています。
だからこそ、糖尿病患者や癌患者や認知所患者が激増しているのです。介護の必要な人が激増しているのです。

 私が《 絶対安全などと言える食材はない! 》
と云うのは以上のことを強く意識してきたからです。
我々は多様な社会で生きていることを認識することが必要だからです。

 多様な社会は食材が人体にどのような影響があるかの研究を制約したりはしませんが、
もう一方で、その観点だけで食材を限定したりもしません。医療関係者が食べれば即死に至るようなものでもない限り
食材を規制したりはできないのです。

 したがって、医療関係者が食材に対しての責任感をほとんど持ち合わせてはいないかのようです。
医学教育でも、食材の知識がどれほど教えられているかははなはだ頼りないものの様です。
それで、食に関しては時々とんでもない間違いをやらかすようです。
 私は乾癬を患っていましたが、医者からの助言で肉を控えましたが、これがとんでもない間違いだったことに気が着きました。
コレステロールが心筋梗塞などの原因だと思い込んだ医療関係者が肉を止めて小麦の摂取を増やすように助言しましたが
小麦こそが肥満や心筋梗塞などの原因だとわかってきました。


 そうした中でも、医療関係者からは時々実に貴重な研究結果が発表されます。

 砂糖が虫歯を作り、ピロリ菌酸の餌になり、ピロリ菌酸が胃潰瘍を引き起こし胃がんを発症させます。
砂糖は脳梗塞や心筋梗塞の遠因になり痴ほう症の遠因になります。老人の骨粗鬆症や骨折の原因になり寝たきりの原因になります。
医療関係者が明らかにしてきました。
 それでも、多様化社会は砂糖を禁止したりはしません。テレビの報道ではスイーツの紹介が人気を集めています。
完全に社会から無視されて来たのです。
 こうした中で、糖尿病の患者に対して白米の制限などを忠告する医者も現れました。
迷走しているのです。
 砂糖や小麦を止めれば白米を止める必要はないはずです。


 私は、医療関係者から出された結果をまともに受け入れて砂糖を止めることにしました。
現代社会において、砂糖を止めても代わりの甘味料は手にはいりますし、砂糖が入っていない食品を見つけるのも簡単です。
多様化社会において砂糖を止めることなどは何の問題もないのです。



 砂糖だけではありません。
身体に負担になる食材は小麦・油などです。
議論の余地などありません。

 医者は、人体の構造や機能に対しての専門家です。我々が体調不良に陥った時には
《 身体のどこが、どのようなことに、なっているか? 》と云ったことは医者に頼るしかありません。けれども、食に関してはほとんど、人々は医者の云うことを無視してきたようなものなのです。


《 医療関係者に慢性病に関しての良い食材のみを人々に与える権限も責任もありません。医療関係者にできることは情報を提供することのみです。
したがって、健康に良い食材を摂取できるかどうかは我々一人一人の判断に、かかっています 》

 

医者に求められること

 医者に何が求められているのでしょうか?

《怪我をしたり、病気になった時に、私たちの身体のどこがどのようになっているのかを診断して、治してくれる》のを期待しています。
ほとんどの人が同じだと、私は思っています。
何故怪我をするのか?なぜ病気になるのかに関しては医者の責任ではありません。
医者はほとんど感知しないようです。

 私の家族の恩人の素晴らしい腕を持った整形外科医は
「スノボーでの骨折は破壊的で、スキーより恐ろしい」と言っていました。
それでも、整形外科医がスノボーの怪我に対しての責任や義務を感じているとは思えません。
ただ、スノーボーで大怪我した人たちを誠心誠意、治療してくれます。

 疫病が蔓延するのを避けるために保健所が社会に問題がないかを監視しています。
保健所の運営に当たっているのは人体を診る医者ではなく、獣医の仕事のようです。
 赤痢菌などが増殖しないように水道水に塩素を微量入れることが義務付けられていますが
これを運営しているのは水道局です。

 交通事故を減らすために飲酒運転に厳しい罰則が設けられて、交通事故が大幅に減りましたが
それを決めたのは、政治で守らせているのは警察です。


 癌・脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病・認知症・うつ病・アレルギーなどの慢性病が激増しています。
これらの病気に対しても《身体のどこがどのようになっているか診断する》のは医者です。
 これらの慢性病の大部分は食べ物で引き起こされます、が、そのことに医者の責任はありません。
医者に人の食べ物に対しての責任や権限はありません。
慢性疾患を患った人に対して医者は対処療法を行い当面の生命の維持をして延命させることに熱心です。
 けれども、根本治療をしてくれることはほとんどありません。癌になれば癌の部位を切除したりしますが
肝心の衰えた免疫を上げたりはしてくれません。糖尿病になれば血糖値を下げるためにインシュリンの投与を
指導してくれますが、膵臓を治してくれたりはしません。対処してくれるだけです。
もっとも、対処と云っても侮ることはできません。それで、延命できるからです。
医者は、どの食品がどの程度慢性病を引き起こすかに関してのある程度の知識は持ち合わせていますが、
ある程度です。

 医者は怪我をすることに対しての責任は持ってはいません、病気になることに対しての責任も
持ってはいないように見えます。
多分、当たり前です。
 もし、医者に慢性病にならないようにする責任と権限を与えていれば、もっと本腰を入れて食を
研究し勉強するでしょうが、そうではないのです。

 以上、ほとんどの人に異論はないと思われることですが、
明快に認識する必要があると思います。
慢性病を予防したり、治したりするのは結局自分しかいないことが明快になります。

医療の完成度

 現代医学は、我々が健康維持に必要なことを、どの程度カバーしてくれているのでしょうか?

 最近のテレビの報道を見ていると事故などのニュースで
《 心肺停止状態で発見されました 》などと云う表現が使われています。
決して《 死亡している状態で発見されました 》とは言わなくなりました。
 死亡しているか否かは医者のみが判定すると云った社会的なコンセンサスができてきたようです。
《 病気やけがに際しても、どこがどのように悪いのか 》と云ったことは医者に診てもらうしかありません。
つまり診断するのは医者であり、その診断に責任を負うのは医者であることを誰もが認めるようになってきました。


 日本では保険制度が発達していて、誰もが、お金がないからという理由で医療を受けられないと云うことはありません。
 また、急に具合が悪くなった時に救急車を呼べば、素晴らしく早く駆けつけてくれます。
 疫病が発生しないように下水道が完備され制御されていますし、検疫体制もしっかりと機能しています。

こうした制度の完成度はかなり高いと思います。

 けれども、以上のようなことと比較すると慢性病に対しての医療の在り方はものすごく当てにならないようです。

 慢性病とは癌・心筋梗塞・脳梗塞・認知症・糖尿病・痛風などを云っています。
これらの慢性病は激増しています。
大部分の人がこれらの慢性病のどれかを患い、直接・間接それらのために亡くなっていくとも言われています。

 これらの病気の多くは一度、発症してしまうと元には戻らないものですが、医者は真剣に対応してくれます。延命させるために治療してくれます。
 行政も、介護が必要になれば、できるだけのことはやってくれます。

 けれども、これらの発症に責任を感じているようには見えません。

 慢性病を引き起こす食材に関しては、個別にはかなりの情報はあるようです。
けれども、全体性が欠落しています。
例えば、糖分の過剰で全身のたんぱく質が糖化されてこれが老化の原因になってしまうことが明らかにされてきています。
 それで、糖質をゼロにすればよいと思うかもしれませんが、人体はそれほど単純ではないようです。
糖質を制限すれば、活力を失い、風邪をひき易くなり、精神障害を引き起こしたりします。
そうしたことがコントロールできるほど医学は情報を提供してくれません。個別のことは分かっても
人ひとりの全体性が見通せないのです。そのために、糖質制限食なるものにトライしても失敗する人が多いようです。
失敗するとは、トライすることで、逆に体がダメージを負ったり、生活の質を下げたりしてしまうことを云います。

 そうしたことは山のようにあります。
《全体性が欠如しているのです》
 医療は個別の疾病に緊急的に対処することを主眼に発達してきたために
長期的・全体的に見ることは苦手なようです。
現実に生存している我々は全体性の上に生きているのです。

 同じく砂糖や小麦などが健康に悪い食材で様々な疾病を引き起こすことが知られていますが、
その程度が不明です。砂糖をどの程度摂取すれば虫歯になるのかと云ったことが簡単なことではありません。

 最後に最も重要なことは、飲食に関しては個人の嗜好の問題が絡みます。
美味しいものを食べたいと誰しも願いますし、誰も、そのことを否定できません。
健康だけのために飲食するわけではありません。
 ある人は「医者に酒を飲むな!」と言われたことを嘆き
「酒を断つくらいなら、もう仕事もやめる!」などと言い出したり、
「酒を止めるぐらいなら、死んだ方がましだ!」などと言います。
また、経済的なことや生活環境なども複雑に絡みます。
ようするに健康だけの観点で飲食を決めることができないのです。
 こうした健康だけでは判断できない飲食を《定量化できないし、全体性もない医療知識だけで社会を主導していくことが出来ない》
のです。
これが慢性病が激増している背景だと思います。




2019年8月9日金曜日

癌は未解明か?!

20190809 先負 晴れ 室温26℃

 癌は未解明だと言われている。
それは、
《 現代医療の治療方法である。手術・薬などの現代の治療法で治すための知見が得られていない 》
と言うことだ。
これが間違いの始まりだと言える。
 癌が人類の誕生以来、人をあったことを考えるとき、いや、そのはるか以前の生物の誕生以来のものであり、環境によってそれぞれの癌が発生してきたことを考える時に手術と薬剤の投与を主に治療を考えると言うのはあまりに狭小な捉え方になってしまう。
 癌とは環境によって生命体が発症するものだと捉えるべきだ。
そうすると、根本治療とはあるいは根本予防とは環境の改善だということが本道だと分かる。
 原発からの放射能が癌の原因であれば、その放射能を取り除くのを第一に考えるべきだ。石綿が肺がんの原因である場合には石綿を吸い込まなくても生活できる環境にすることがすべてに優先されるはずだ。石綿を吸い続ける環境をそのままにしておいて、外科治療や薬の投与に励んでもどうしようもない。現代医療はこのどうしようもないことをやっているのだ。
 食品添加物によって大腸癌になれば、この食品添加物を摂らないようにするのが最初になによりも優先されなければならない。大腸癌を引き起こした食品添加物を摂り続けておいて手術や薬に頼っても空しいのだ。再発したり、手術も空しく癌が増殖したりしてしまう。
 生物進化などに広く目を向けると、癌とは環境と生命との関りの中で発症するものであることが分かる。この大原則を無視しているのが現代医療だと言える。

2019年4月26日金曜日

宗田 ケトンが人類を救う


ベストセラー作家の書籍の紹介


ケトン体の解説動画

 癌対策としてケトン食を勧める人も多いようだけれども
私は勧めない。
ケトンは肝臓で生産されるアセト酢酸・3ヒドロキシン酪酸・アセトンの総称だ。
脂肪から分解した脂肪酸は細胞のミトコンドリアに取り込まれてACT回路に入りエネルギーを生成するが、ミトコンドリアには入りにくい。また、入ってもより細かなアセチルCoAにならなければエネルギーを得ることができないのでβ酸化が行われる。こうした手間がかかり大変なのである。そこで、肝臓であらかじめ分解してくれたケトン体が肝臓から全身の細胞に運ばれて効率よくケトンからエネルギーを得られるようにしたものである。
問題は
このケトン生成回路はインシュリンが低下してグルカゴンが出されるようないわば飢餓状態にならなければ動作スイッチが入らないのだ。軽い断食が必要になる。したがって痩せている人には非常に危険のことになってしまうのだ。
 太っている人が痩せるには良い。けれども、いったん痩せた人が続けると体が衰弱してしまう。要するに太っている人でも、長く続けることはできない。
 私の目指している健康食とは長く続けて体を若々しく強化してくれることを目標にしている。体をわざわざ飢餓状態にするリスクを負うことが良いとは思ってはいない。けれどもケトン生成機能を人体が持っていることの認識は参考にはなる。


2019年4月25日木曜日

脂肪のできるメカニズム 糖質も脂質も同じ経路で出来る

 アセチルCOA
エネルギー帯茶が余り
クエン酸がミトコンドリアから出されて
これから、脂肪酸ができ、さらに三個の脂肪酸が
グリセリン一個と結合して脂肪となっていく。
脂肪化の出発点はミトコンドリアでエネルギーが余るところから始まる。




乳酸発酵ー無酸素乳酸代謝とは

 無酸素のエネルギー生成とは

グルコース(ブドウ糖)からピルビン酸を得る過程で
ATPを二モル生成して〈ピルビン酸〉を生成した水素で
乳酸に変換する。
原料はブドウ糖で、出来上がるのが乳酸である。
 癌細胞はこのたいしゃがメインであると考えれれている。
特徴は素早い反応である。
素早いが効率が悪い。


ミトコンドリアのブドウ糖の異化についての動画

 ブドウ糖は細胞に取り込まれて
1.解糖系 細胞質気室
  解糖されてATPが生成されてピルビン酸ができる。
  二酸化炭素も出す。
  水素も出す。
2.ピルビン酸がミトコンドリアに取り込まれて
  マトリクス内に入りクエン酸回路に入る。
  クエン酸回路は水で回っている。
  クエン酸回路ではATPが2個作られる
  この時に、水素が20個作られる。
  CO2も6個出される。
3.水素がミトコンドリアの内膜から電子を取り込んだエネルギー℃
  ミトコンドリアの内膜と外膜の間に放出される。

   続いて多量の水素が溜まった内膜と外膜の間から
  内膜の受動チャンネルを経て水素がンマトリクスに戻される。
  この時ATPを34個作り出す。


解糖系の動画 クエン酸回路の動画 水素伝達系の動画

2019年3月18日月曜日

2019年2月8日金曜日

環境ホルモンとしての乳製品

 牛に食べさせる飼料が問題!
遺伝子組み換え作物には
農薬に強いものがある。
強烈な農薬を蒔いても枯れないと言う。
雑草はそれで充分死滅させることができる。
だから、簡単に農薬をばらまくことで
作物の生産効率を上げることができる。
 そうした、農薬まみれの作物を
さすがに人が食べることはない。
けれども、家畜に食べさせる。
家畜の健康状態は悪くはなるが
飼料代が下がるのでトータルでは
効率を上げることができる。
こうした農薬はどのように
循環することになるのだろうか?
 牛が食肉用に育つには
長い月日がかかりその間に
農薬は牛の体から抜けていくと考えてよいのだろうか?
疑問が残るし、科学的にそれが
解明されているわけでもない。
ただ《怖い!!!》としか言いようのないのが現状だ。
 もっと、怖いのは乳製品だ。
乳製品は食肉とは異なり
牛が飼料を食べた後の数時間後には乳が出てくるのだ。
つまり牛の体内で代謝されることなく
そのままに近い形で出てくると考えられるが
充分な調査はなされてはいない。

 遺伝子組み換え作物を与えていない
場合でも、飼料に成長ホルモンや抗生物質などを
与えてもいる。
ホルモン剤はとてもなじみがよくて
良く吸収されると考えられる。
同様に乳製品には特にそのままの形でより多く
出てくることが考えられる。

 乳製品は特に農薬・ホルモン・薬剤
などの環境ホルモンを含んでいると
考えるしかない。
 大草原のモンゴルの大地で放牧された
羊の乳とは全く異なる。

 こうした、ことが乳がんや前立腺がんの
激増の原因の可能性が強い。
が、これも充分調査されていない。

2019年2月6日水曜日

環境ホルモンと癌

 人体の生命活動にはホルモンが
重要な働きをしています。
脳下垂体で産生される成長ホルモン、
副腎で出される副腎皮質ホルモン、
などのほかに男性ホルモン・女性ホルモン・
甲状腺ホルモンんなどが知られています。

 例えば、過剰な糖質を摂り
血糖値が上がりすぎるとその危険から
体を守るために
膵臓からインシュリンと言うホルモンがが放出されます。
インシュリンは血液に乗って流れ
全身の肥満細胞に働きかけます。
肥満細胞は糖質を脂肪に変換します。
そのことで血糖値を下げます。
血糖値を急速に上げる糖質が
肥満の頑強だと言われる所以です。
(参照:基本の糖質制限食
 一方血液中の糖分が不足すると
生命活動を維持できなくなります。
その時には副腎から皮質ホルモンの
アドレナリンが血液中に放出されます。
アドレナリンが肝臓に達すると
肝臓ではグリコーゲンが糖に変換されて
血液中に放出されます。
もし、低血糖が続けば
落命することもあり得ます。

 こうしたホルモン活動に
影響を与えるような外部から人体へ取り込まれる
物質のことを環境ホルモンと言っています。
人体のホルモン活動をかく乱するので
「内分泌かく乱物質」と呼ばれています。

問題は、この環境ホルモンは、
ごくごく微量で人体に影響を与えてしまいます。
どれくらい微量かというと、
ピコグラムという単位(1グラムの何と1兆分の1)
で表せれるほど小さいのです。

 プラスチックから溶出される
化学物質・食品添加物・農薬・重金属・工業廃棄物
など様々な可能性が指摘されています。
が、解明されているわけではありません。
 けれども、その影響が非常に大きなもので
あることが指摘されています。

  野生動物の異常  

 この環境ホルモンが
騒がれるようになった事の発端は、
野生動物の生殖器官や生体に異常が発生したことです。
 巣を作らないワシ、
ふ化しないワニやカモメの卵、
メス同士で巣を作るカモメ、
子供を産まないミンク、
メスに性転換していく魚や貝類
などが挙げられます。
参照:〈失われし未来〉 翔泳社
参照:〈メス化する自然〉 集英社

  人の異常

 精子の数の減少

 現代人の精子の数が大幅に減ってきている
ことが報告されています。
 デンマーク、コペンハーゲンの、
ニールス・スキャケベクの調査によれば、
男性の精子の数が
1940年、1ミリリットルあたり、
約1億1300万あった精子の数が、
50年後の1995年には45%も減少し、
1990年では、1ミリリットルあたり、
約2000万しかない男性が
1940年と比べて3倍にも増加しています。  

 子宮内膜症の増加  

 子宮内膜症というのは、
子宮の内にある組織細胞(子宮内膜)が、
子宮以外のところに出来て増殖する病気です。
子宮の外、たとえば、卵巣、膀胱、腸などにあらわれ、
月経のときに剥離していくので、
女性にとっては大変な痛みを
伴います。
 アメリカでは、10人に1人がこの病気にかかり
増加傾向にあります。

 精巣ガンの増加  

 精巣ガンも増加しています。
1940~1990の50年間で、約4倍に増えました。
 
 前立腺ガン、乳ガン、子宮ガン、膣ガンなどの増加も
環境ホルモンとの因果関係が疑われています。
特に乳ガンは、どれだけ環境ホルモンの暴露
(環境ホルモンにさらされることを暴露と言います。)
を受けたかによって発生率が高まります。

 女性化する男性  

 胎児、乳児、子供への影響として挙げられるのが、
男性の女性化です。
遺伝子のプログラム上、
人間の性別は最初女性になるようにできています。
次に、男性になるために
ワンクッションの手順が必要なのですが、
環境ホルモンによって
妨害されることがあり得るされています。
染色体で見れば男性で
あっても内部生殖器は女性であったり、
胎児のときのホルモンの関係で、
脳が男性化されないこともあるそうです。

実際のところ、これが、
環境ホルモンのせいなのかどうか、
実証されたわけではありません。
しかし、自然科学的に見て、動物の間では、
すでに問題が起こり、
マウスを使った一部の実験などでは、
環境ホルモンの生殖活動に対する影響が
判明しています。
人間にも影響が及んでいると考えるのが自然です。


 母体は、これらの外乱物質が出産に際して
子供に出ていくと言われています。
出産は強力なデトックス(毒抜き)と言われています。
母体から無くなった毒物は新生児が持っていくのです。
何が起こるのでしょうか?
空恐ろしくなりませんか?
性的な異常などが激増しているのが無関係とは


思えません。

2019年1月21日月曜日

ケイ素が癌抑制剤として特許が認められた

 ケイ素は人体の必須物質である。
その意味ではカルシウムなどと同じである。
ビタミンCやビタミンEなどとは異なり
副作用もほとんど確認されていないようだ。
 そのケイ素が癌の抑制剤として
特許が認められた。

以下 概略
《 ケイ素に癌の転移抑制効果が存在することが
初めて突き止められ、特許として成立した 》

 四匹のマウスを使った動物実験である。
ケイ素を飲み水として与え、さらに腹部に
注射するマウスと
ケイ素を一切与えないマウスとを比較した。
 38日後にマウスを安楽死させて
解剖して癌の変化を確認した。
 原発巣と呼ばれる最初に癌を移植した部分は
切り取り重量測定を実施したが
ケイ素の投与有り無しのマウスでの変化は
認められなかった。
 もう一方、全身を
蛍光イメージャーOV-110(オリンパス株式会社製)により写真撮影し、
内臓および腸管の蛍光部位の個数を測定し、転移の有無を調べた。
その結果、ケイ素を投与したマウスには
転移がまったく観測されなかったが
ケイ素を投与しなかったマウスは
肝臓・肺・腎臓・脾臓・腸管への転移が観測された。

2019年1月17日木曜日

水溶性ケイ素は唯一副作用のない抗酸化物質

 水溶性ケイ素は副作用のない
抗酸化物質と言える。
抗酸化物質と言えば
ビタミンCやビタミンEが良く知られていて
食品に使われている。
 ビタミンCは酸化防止剤と
して使用されてきた。
ビタミンCは過剰に摂取しても
水溶性で体外に尿から排泄されるので
問題ないとされてきた。
それで、今から数十年前までは
日本酒には酸化防止剤として普通に使われてきた。
その結果、日本酒は悪酔いや二日酔いをして
健康に悪い酒の代表格になってしまった。
私などは若いときに酷い目にあい
日本酒だけは飲まないと決めて30年ほども
一滴の日本酒も飲まなかった。
ところが、最近は無添加の日本酒が当たり前になり
ビタミンC添加の日本酒は市場から姿を消した。
飲んでみるとすごく美味いし、
以前のような悪酔いをすることは全くない。
別物の酒に変身したかのようだ。
何故酒に投入されたビタミンCがこれほど体に
悪いのかは解明されてはいない。
現代医学はそれを明かしてくれるほどにはなっていない。
 もう一つの酸化防止剤はビタミンEだ。
これはビタミンCよりもっとひどい。
ビタミンEが添加された食品を摂ると関節を
痛める。私は何度も経験した。
それどころかビタミンEを過剰に
摂りすぎると死亡率を10%ほども高くすることが
疫学調査で明らかにされた。癌や脳梗塞や心臓病や肺炎など
様々な疾病で人が死亡する中で
ビタミンEの過剰摂取だけで
10%も死亡率を高めるのだから
よほど激烈な影響を人体に与えていると
考えるしかないが、
原因は分かってはいない。
現代医学はその謎を明らかにはしてくれない。
ただ、疫学上(統計上)死亡率が
高くなると言っているだけだ。
 ビタミンCやビタミンEが
その副作用でかえって健康を害してしまうのに
比べると、水溶性ケイ素の抗酸化作用には
副作用がなく、素晴らしい。
副作用が報告されていないのだ。
 人類に限らず、多くの動植物が
生体内の細胞にミトコンドリアを取り込み
糖分から酸素を使って効率よく
エネルギーを取り出すことで
大きな進化を遂げてきた。
同時に酸素を使ってエネルギーを
取り出すときに活性酸素をある一定の比率で
産出させる。これが細胞を痛めたり
遺伝子にダメージを与えて細胞を
癌化させたりする。
 それで、人体は強力な抗酸化
の仕組みを作り上げてきた。
それが尿酸だ。
進化の過程でビタミンCの体内での生成を止めて
尿酸を使うようにしたのだ。
ただ、尿酸も作りすぎて
尿からの代謝能力を上回ると
痛風になってしまう。
また、尿酸の抗酸化作用も
完ぺきではない。
つまり全身の細胞の隅々まで
行きわたるかどうか?
などである。
そうした時に水溶性ケイ素を
トラブルを起こしている患部に直接塗ったり
飲食物と一緒に摂取すると
非常に大きな効果が得られるのだ。
 末期の肺がん患者が
ケイ素を飲み続けることで
完璧に癌が消滅したことが
報告されている。
それに使われた
水溶性ケイ素は
ケイ素ショップ
である。
(水溶性ケイ素の製造方法はいろいろあり
中には重金属や農薬などの混入や
添加物入りなどの心配もあるので
日本ケイ素医療研究会が唯一公認する
上記がお勧めである)

2019年1月6日日曜日

新刊発行のお知らせ

新刊発行のお知らせ

 医療の限界/自立への道

を下記電子出版しました

 医療の何をどこまで頼ればよいか?
癌の場合は判断を誤ると悲惨なことになってしまいます。
 
内容紹介
 癌・糖尿病・認知症など現代人を
苦しめる慢性病や難病のほとんどは
食生活が原因です。
 グローバル化などの影響で
多様な食材が出回り、
健康に良い食材も、健康に悪い食材も
どっさりとあるのが現状です。
現代の医療はそのことを明らかには
してくれません。
 現代医学の限界を明らかにして
健康に良い食材をどのように見極めるか!
難病を克服した体験を交えてお話しさせていただきます。

免疫の全貌を知れば有効な癌予防が可能になる!

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