2021年10月31日日曜日

免疫の全貌を知れば有効な癌予防が可能になる!

 市販の免疫関連書籍のほとんどは

外来異物の排除のみを扱っています。

けれども、免疫は60兆個の人の細胞の代謝を司ってもいます。

これを理解することは癌対策に極めて有効です。

電子書籍も紙の書籍も発行しました。

免疫の全貌と基礎:アマゾン

2021年6月21日月曜日

癌細胞を生み出す環境

  癌細胞は糖分の代謝効率が悪い。

癌細胞は熱に弱く比較的低温で増殖する。

こうしたことから、安保元新潟大学の名誉教授は

無酸素で低温の環境で細胞が生存していくために

癌細胞が発生したのだと言う。なるほどではある。

問題は人体に無酸素で低温と言う環境があるのかと言うことだ。

ひとつ考えられるのは、毛細血管の浸透性が低下して

周辺の細胞に酸素を届けられなくなることだ。

そうすると、低酸素状態になるし、ミトコンドリアがアデノシン

三リン酸を作れなくなって、発熱できなくなり

低温にもなる。毛細血管の透過性が低下するのは

ビタミンEの過剰摂取でもたらされる。

 ビタミンEは植物油に大量に含まれている。

油の規制に乗り出した米国で癌が減り、

油の規制をやらない日本で癌が増えているのは

偶然ではなさそうだ。

2020年4月25日土曜日

免疫対策の困難さ:定量化

 本当には免疫強化が決め手と考えられるが
そうはなってはいない。
免疫力の評価が難しいからだ。
その評価の難しさは免疫力を定量化できないところにある。
 我々の日常生活でも定性的なことしか分からなければほとんどものの役には立たない。「足が大きい」と言えばなんとなくわかるが、これだけでは靴選びの役には立たない。足のサイズが28センチだと分かれば靴選びをできる。もしかしたらネットで靴を購入できる可能性さえできる。
部屋が狭いというだけでは、その部屋に収まる家具の選定はできない。幅3メータの奥行5メーターの部屋だと分かればその部屋にベッドや机が置けるかどうかを見極めることができる。定量化されることで事は進展する。
 免疫力に関しても同じだ。
検査で白血球の数やT細胞やIcE抗体の数などを調べることはできる。けれども、数さえあれば良い分けでもない。その機能が維持されているかどうかも問題になる。どの程度の機能を持っているか定量化するのは大変だ。必要な栄養が供給されていることや胸腺でどの程度の制御がなされているかも定量化されなければならない。さらに、発症する癌の部位や種類との定量的な関りが問題になる。ものすごく難しいことになってしまう。
 免疫力を定量化するためには免疫細胞の数やその機能の定量化や免疫細胞を働かせるために血液・胸腺・リンパなどの機能の全てを定量化し、しかもそれと各臓器ごとの癌やその種類との関りすべてを定量化する必要がある。現代医学はそのレベルに遠く及んでいないと考えれられる。
 免疫を働かせるためには体を休めて、睡眠を充分とる必要があると言われるが、この定量化もものすごく難しい。《睡眠が例えば5時間だと胃癌がどの程度増えるか?》を判定できない。
それでも、我々が必要としているのは《睡眠が4時間ほどの生活を1月続けると胃癌発症リスクが50%上昇する》と言った情報だ。

2020年4月22日水曜日

免疫対策の困難さ:全体性

 免疫が癌対策や様々な疾病の原因に
なることはよく知られていても、
日常生活の多くのことがかかわっていて
見極めが難しい。
免疫力を高めるためには食事・休養・運動などが必要とされているが、その関りを捉えることは極めて難しい。
例えば、PM2.5が肺がんの原因になると言われている。その場合、食事や休養や運動がそれぞれどの程度PM2.5の肺癌予防に効くかはほとんど分かっていない。
煙草が良くないのは明らかだ。けれども、煙草を止めれば肺癌にならないで済むことにはならない。世界的に喫煙者が減ってきているにもかかわらず、肺がんは増加の一途だ。おそらくPM2.5が増加してその影響と考えられている。それでは、煙草を止めて睡眠を充分取っていれば肺癌にならないで済のだろうか?良い食事も無視できないかもしれない。この場合良い食事とはどのような食事であるかも問題になる。
 要するに免疫力の全貌が見えないのだ。
乳癌や前立腺癌が激増している。おそらく環境ホルモンのためと考えられている。乳製品が特に危険だ。家畜に与える飼料にホルモン剤や抗生物質が混ぜられている。これが母乳に出てくる。肉への蓄積はほとんどないようだが、乳には食べたものの影響がまともに出る。早く乳を出さないと子供を養うことができないからだ。
その場合、乳がんに対して休養や睡眠や運動などは全く無関係なのだろうか?健康に良い食事をしていても、乳製品を取っている限り乳がんや前立腺の発症は免れないのだろうか?こうしたことが分からないのだ。

免疫対策の困難さー1:総合化が困難


 免疫に日常生活の様々な面が
大きくかかわっていることが明らかにされている。
食事・運動・入浴・睡眠・休養など多方面に渡る。
問題はこれらそれぞれがどの程度免疫に影響しているかや、
それぞれの関りなど総括的な判断ができない状況だ。
そのために、ある人は睡眠を異常に重視する。
睡眠を十分とりさえできれば良いと言わんばかりの発言を繰り返したりする。
また、ある人は高血糖だけに焦点を当てたりする。
全体的な総括的な判断ができるほど
現代の科学医療は進歩してはいない。

2019年11月25日月曜日

医療と多様な社会

 オリンピック種目を見ているとその多様化に驚かされます。

 多様化しているのはスポーツ種目だけではありません。仕事のやり方や社会制度などあらゆるものが多様化の一途のような印象を受けます。

 現生人類のホモサピエンスは誕生して以来、肉食人類だったネアンデルタール人とは異なり、多様な社会
をすでに作っていたことが知られています。雑食人類だったからこそ多様な社会を作り上げてきました。

 多様な社会とは何でも可能な限り受け入れる社会です。

 多様な社会は医療関係者がタバコの害を研究することも受け入れます。研究結果を世に発表することも受け入れます。
《タバコに発がん作用があり、人体に大きな負担になる》ことが分かりました。
けれども、タバコを禁止したりはしないのです。タバコを吸うことも受け入れているのです。
良いものでも、悪いものでも、社会が破壊されるようなことが無い限り受け入れます。
 いや社会が破壊される様な事さへ受け入れてきたのです。
多様化を否定するような宗教や社会思想や経済思想までも受け入れてきたのです。
過去・現在の悲劇を見れば明らかです。

 酒が、ものすごく多くの惨劇を生み出していても、多様化の社会は禁止したりはしません。
酒に良いこともあるからです。

 この多様化した社会には多様な食材があふれています。
身体に良い優しい食材もあれば、負担になったり、癌を引き起こす食材さえ出回っています。
よほどのことがあったとしても、良い点が少しでもあれば受け入れられているのです。

 こうした状況で医者が肝硬変を起こした患者に《酒を止めるように!》と言ってもしばしば空しいことになってしまいます。
糖尿病患者にスイーツを止めるように言うことも空しくなってしまうことが多々あるようです。

 砂糖に害があることは過去の幾多の研究から明らかです。
それでも、砂糖を禁止したりはしません。砂糖を使えば美味しくなるからです。
良いこともあるのです。砂糖を使うことでそれらの産業が潤うことにもなります。
 賭博で身を亡ぼす人がいても、競馬や競輪を普及させればそのことで税収が増え地域が潤ったりします。
そのことで救われる人も出てきます。
だから、公営のギャンブルを減らすどころか必死になって公営がギャンブルを拡大しようとする政治家もいるのです。

 多様化の社会に生きていくとはどういうことでしょうか。

 ここで、議論したいのは、公営ギャンブルのことではありません。
食のことです。当然、多様化社会の中にあって、身体に良いものも悪いものも溢れています。
日々口にしている食の中には身体に負担になったり、慢性病を引き起こさるような食材があふれています。
だからこそ、糖尿病患者や癌患者や認知所患者が激増しているのです。介護の必要な人が激増しているのです。

 私が《 絶対安全などと言える食材はない! 》
と云うのは以上のことを強く意識してきたからです。
我々は多様な社会で生きていることを認識することが必要だからです。

 多様な社会は食材が人体にどのような影響があるかの研究を制約したりはしませんが、
もう一方で、その観点だけで食材を限定したりもしません。医療関係者が食べれば即死に至るようなものでもない限り
食材を規制したりはできないのです。

 したがって、医療関係者が食材に対しての責任感をほとんど持ち合わせてはいないかのようです。
医学教育でも、食材の知識がどれほど教えられているかははなはだ頼りないものの様です。
それで、食に関しては時々とんでもない間違いをやらかすようです。
 私は乾癬を患っていましたが、医者からの助言で肉を控えましたが、これがとんでもない間違いだったことに気が着きました。
コレステロールが心筋梗塞などの原因だと思い込んだ医療関係者が肉を止めて小麦の摂取を増やすように助言しましたが
小麦こそが肥満や心筋梗塞などの原因だとわかってきました。


 そうした中でも、医療関係者からは時々実に貴重な研究結果が発表されます。

 砂糖が虫歯を作り、ピロリ菌酸の餌になり、ピロリ菌酸が胃潰瘍を引き起こし胃がんを発症させます。
砂糖は脳梗塞や心筋梗塞の遠因になり痴ほう症の遠因になります。老人の骨粗鬆症や骨折の原因になり寝たきりの原因になります。
医療関係者が明らかにしてきました。
 それでも、多様化社会は砂糖を禁止したりはしません。テレビの報道ではスイーツの紹介が人気を集めています。
完全に社会から無視されて来たのです。
 こうした中で、糖尿病の患者に対して白米の制限などを忠告する医者も現れました。
迷走しているのです。
 砂糖や小麦を止めれば白米を止める必要はないはずです。


 私は、医療関係者から出された結果をまともに受け入れて砂糖を止めることにしました。
現代社会において、砂糖を止めても代わりの甘味料は手にはいりますし、砂糖が入っていない食品を見つけるのも簡単です。
多様化社会において砂糖を止めることなどは何の問題もないのです。



 砂糖だけではありません。
身体に負担になる食材は小麦・油などです。
議論の余地などありません。

 医者は、人体の構造や機能に対しての専門家です。我々が体調不良に陥った時には
《 身体のどこが、どのようなことに、なっているか? 》と云ったことは医者に頼るしかありません。けれども、食に関してはほとんど、人々は医者の云うことを無視してきたようなものなのです。


《 医療関係者に慢性病に関しての良い食材のみを人々に与える権限も責任もありません。医療関係者にできることは情報を提供することのみです。
したがって、健康に良い食材を摂取できるかどうかは我々一人一人の判断に、かかっています 》

 

医者に求められること

 医者に何が求められているのでしょうか?

《怪我をしたり、病気になった時に、私たちの身体のどこがどのようになっているのかを診断して、治してくれる》のを期待しています。
ほとんどの人が同じだと、私は思っています。
何故怪我をするのか?なぜ病気になるのかに関しては医者の責任ではありません。
医者はほとんど感知しないようです。

 私の家族の恩人の素晴らしい腕を持った整形外科医は
「スノボーでの骨折は破壊的で、スキーより恐ろしい」と言っていました。
それでも、整形外科医がスノボーの怪我に対しての責任や義務を感じているとは思えません。
ただ、スノーボーで大怪我した人たちを誠心誠意、治療してくれます。

 疫病が蔓延するのを避けるために保健所が社会に問題がないかを監視しています。
保健所の運営に当たっているのは人体を診る医者ではなく、獣医の仕事のようです。
 赤痢菌などが増殖しないように水道水に塩素を微量入れることが義務付けられていますが
これを運営しているのは水道局です。

 交通事故を減らすために飲酒運転に厳しい罰則が設けられて、交通事故が大幅に減りましたが
それを決めたのは、政治で守らせているのは警察です。


 癌・脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病・認知症・うつ病・アレルギーなどの慢性病が激増しています。
これらの病気に対しても《身体のどこがどのようになっているか診断する》のは医者です。
 これらの慢性病の大部分は食べ物で引き起こされます、が、そのことに医者の責任はありません。
医者に人の食べ物に対しての責任や権限はありません。
慢性疾患を患った人に対して医者は対処療法を行い当面の生命の維持をして延命させることに熱心です。
 けれども、根本治療をしてくれることはほとんどありません。癌になれば癌の部位を切除したりしますが
肝心の衰えた免疫を上げたりはしてくれません。糖尿病になれば血糖値を下げるためにインシュリンの投与を
指導してくれますが、膵臓を治してくれたりはしません。対処してくれるだけです。
もっとも、対処と云っても侮ることはできません。それで、延命できるからです。
医者は、どの食品がどの程度慢性病を引き起こすかに関してのある程度の知識は持ち合わせていますが、
ある程度です。

 医者は怪我をすることに対しての責任は持ってはいません、病気になることに対しての責任も
持ってはいないように見えます。
多分、当たり前です。
 もし、医者に慢性病にならないようにする責任と権限を与えていれば、もっと本腰を入れて食を
研究し勉強するでしょうが、そうではないのです。

 以上、ほとんどの人に異論はないと思われることですが、
明快に認識する必要があると思います。
慢性病を予防したり、治したりするのは結局自分しかいないことが明快になります。

免疫の全貌を知れば有効な癌予防が可能になる!

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