2019年11月25日月曜日

医者に求められること

 医者に何が求められているのでしょうか?

《怪我をしたり、病気になった時に、私たちの身体のどこがどのようになっているのかを診断して、治してくれる》のを期待しています。
ほとんどの人が同じだと、私は思っています。
何故怪我をするのか?なぜ病気になるのかに関しては医者の責任ではありません。
医者はほとんど感知しないようです。

 私の家族の恩人の素晴らしい腕を持った整形外科医は
「スノボーでの骨折は破壊的で、スキーより恐ろしい」と言っていました。
それでも、整形外科医がスノボーの怪我に対しての責任や義務を感じているとは思えません。
ただ、スノーボーで大怪我した人たちを誠心誠意、治療してくれます。

 疫病が蔓延するのを避けるために保健所が社会に問題がないかを監視しています。
保健所の運営に当たっているのは人体を診る医者ではなく、獣医の仕事のようです。
 赤痢菌などが増殖しないように水道水に塩素を微量入れることが義務付けられていますが
これを運営しているのは水道局です。

 交通事故を減らすために飲酒運転に厳しい罰則が設けられて、交通事故が大幅に減りましたが
それを決めたのは、政治で守らせているのは警察です。


 癌・脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病・認知症・うつ病・アレルギーなどの慢性病が激増しています。
これらの病気に対しても《身体のどこがどのようになっているか診断する》のは医者です。
 これらの慢性病の大部分は食べ物で引き起こされます、が、そのことに医者の責任はありません。
医者に人の食べ物に対しての責任や権限はありません。
慢性疾患を患った人に対して医者は対処療法を行い当面の生命の維持をして延命させることに熱心です。
 けれども、根本治療をしてくれることはほとんどありません。癌になれば癌の部位を切除したりしますが
肝心の衰えた免疫を上げたりはしてくれません。糖尿病になれば血糖値を下げるためにインシュリンの投与を
指導してくれますが、膵臓を治してくれたりはしません。対処してくれるだけです。
もっとも、対処と云っても侮ることはできません。それで、延命できるからです。
医者は、どの食品がどの程度慢性病を引き起こすかに関してのある程度の知識は持ち合わせていますが、
ある程度です。

 医者は怪我をすることに対しての責任は持ってはいません、病気になることに対しての責任も
持ってはいないように見えます。
多分、当たり前です。
 もし、医者に慢性病にならないようにする責任と権限を与えていれば、もっと本腰を入れて食を
研究し勉強するでしょうが、そうではないのです。

 以上、ほとんどの人に異論はないと思われることですが、
明快に認識する必要があると思います。
慢性病を予防したり、治したりするのは結局自分しかいないことが明快になります。

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